2023年10月23日
レノボyoga s1 キーボード交換修理
[チエリン]:マウス操作ができない[レイくん]にユーチューブ閲覧用に普通のノートパソコンを与えていたが
「広告をスキップしてほしいと」たびたび言ってくるのでタッチタッチスクリーンのレノボのthinkpad-s1-yogaに交換した。
ところがしばらくするとキーボードがこの様に虫食い状態で帰ってきた。
[チエリン]:「やってくれるわねー。むしり取ったみたいで上の部品(キートップ)もなくなしたので「ミッチュン」直して?」
[ミッチュン]:部品(キートップ)を押し込むだけでセットできるけど部品を無くした場合キーボード全部購入する必要があるかも。
念のためハードディスクをまるごとバックアップを取ってから作業を開始しましょう。
概 要
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[ミッチュン]:キーボードはアマゾンで売っていたので購入した。
キートップだけ交換できると思っていたが調べてみるとthinkpad-s1-yogaのキーボードの製造メーカーは数社あって同じ品番でも留め金の形状が違っていて差し込めない。
結局ごっそり取り替えることになった。
今回の説明にはlenovoのハードウェア保守マニュアルの次に実際の画像を使っています。
キーボードを交換する手順に特化した説明です。(余計な部品を分解しない様にしましょう)。
フレキシブルケーブル(フィルムコード)を単にフィルムと表現しています。
材 料
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thinkpad yoga s1キーボード(2022年7月アマゾンで購入当時の価格4800円)
Amazonの詳細ページで確認する -
キーボード裏側
キーボード品番
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日東 再剥離可能強力両面テープ
Amazonの詳細ページで確認する
道 具
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精密ドライバー
Amazonの詳細ページで確認する - スマホオープナー(今回は下敷きや竹櫛でも代用できます)
Amazonの詳細ページで確認する -
ビニール小袋で工程毎にビスを保管します。
分解
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キャップを外します。
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ベースカバーのねじ(頭が黒)を外します。
こじ開け工具を使ってカバーを開けます。開けにくいときは、こじ開け工具を周囲4方向に移動させることで「パチン」と音がして外れやすくなります。
ベース・カバー取り外し直後
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最初に右下のバッテリーを取り外します。バッテリーに無理な力を加えて変形させたり、落としたりしない様に注意しましょう。
ねじ(赤〇)を1本外します。
バッテリー左上の接続コードに力を加えないようにして右手でバッテリーの右下つまんで数ミリ持ち上げます。左手小指の爪裏側で数ミリ持ち上げてバッテリーをフリーの状態にします。
そのまま右に引っ張りコードのコネクタを引き抜きます。
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SSD・HDDを止めている2か所のねじ(赤〇)を外します。
抜くとき透明プラスチック上下に移動させながらすこしずつコネクタを抜きます。
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メインボードのねじを取り外します。
1本だけブラケットの固定を兼ねているので太いねじです。印を付けて保管しましょう。
メインボードを止めている(赤〇表示)頭が銀色のねじを外します。
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ワイヤレス LAN カードを止めている(赤〇)頭が黒色のねじを外します。
ワイヤレス LAN カードを上方向に引き抜きます。
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銀色の入力ブラケットを止めているねじ2本を外します。(これを外さないとメインモードが外しにくい)
入力ブラケットが外れた状態です。
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このマシンには実装されていない部品がありました。
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紫色の円のコネクタを取り外します。
プラスチックのヘラを回転させて緩め、手で引き抜き外します。
赤〇のプラスチックコネクタです。手の爪で挟んでも引き抜くことができます。
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金属コネクタ3カ所を取り外します。
金属コネクタは差し込まれた状態で抜けない様に透明の粘着テープで止められています。(粘着テープは強力ですが単純に止めているだけ)
例として一番上(左から2番目)の金属コネクタを外してみましょう。
ケーブルはいくつかの金属で暴れない様に固定されているので解きます。
コネクタのコードが解かれた状態です。
コネクタを固定している粘着テープを斜め上向きに引っ張りはがします。
粘着テープを黒い布地がわずかに見える程度引っ張ります。
粘着テープとコードを合わせて上に引っ張ってコネクタを外します。
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右側の金属コネクタも固定している粘着テープをわずかに黒い布地が見えるまではがします。
粘着テープとコードを合わせて上に引っ張ってコネクタを外します。
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左側の金属コネクタも固定している粘着テープをわずかに黒い布地が見えるまではがします。
粘着テープとコードを合わせて下に引っ張ってコネクタを外します。
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P 型センサーのコードを解きます。
赤色でマーキングしました。
コネクターはラジオペンチやワイヤーストリッパーを使って慎重に引き抜きます。
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このプラスチックコネクタ(緑色の〇)は固く固定されていました。
プラスチックコネクターはフィルムの上に青色のプラスチック板を挟んで堅固に固定されているので外しにくかった。
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プラスチックコネクタ2か所
黒い部分を押し上げてフィルムを抜きます。
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ボタン電池のコードを解いておきます。
メインボードを左から持ち上げさらに左側に引き抜いて取り外します。
左側を持ち上げながら左に引くイメージで取り外します。
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メインボード単体です。
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液晶画面を回転させて立てます。キーボードを止めているねじを外します
赤〇部分の銀色のねじです。
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ブラケットの銀色のねじを外します。左側1本右側2本外します。
左側にもう一本ねじ穴がありますがこれはケース蓋と兼ねているので取り外し済であり既にありません。
液晶画面を外します。
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本体からキーボードを取り外します。
lenovoのマニュアルには赤〇部分で「キーボード・グリースに手を触れないようにしてください。」の注意書きがあります。
(パソコンの自作マニュアルにもCPUのグリースに触れないよう注意書きがあったのを思い出した)
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キーボードベゼル(受け皿)を取り外します。キーボードとベゼルは両面テープで接着されています。
キーボードとベゼルを右から分離しながらキーボードとベゼルの間(赤〇部分)にへら(紫色)を差し込み少しずつ両面テープを外します。
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キーボードとベゼルを分離します。
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新しいキーボードに交換します。
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新しいキーボード側のフィルムの折り目を古いキーボードのフィルムに合わせて折り目を付けます。
(折り目を付けないで組み立てるとコネクターのコードが外れるような力が加わるようです)
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ベゼルの青い部分(右下上部)に両面テープを貼ります。
新しいキーボードをセットします。
キーボードの「ほ」の位置と両面テープを貼った位置(同じ位置)を強くつまんで両面テープを密着させます。
フィルムの折り目を付けた状態がベゼルの外にあって、巻き込んでいないことろ確認しましょう。折り目を付けた部分までベゼルの外にあることが必要です。
巻き込んでいたらこの時点で引っ張り出しましょう。(裏表よく確認しましょう)
メインボードを取り付けた後で気づくと再度メインボードを取り外すことになるので必ず確認しましょう。
フィルム部分です。
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赤〇部分をねじで止めます。その時四角い赤の部分に触らない様にしながらキーボードをベゼルにねじ止めします。
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液晶画面を取り付けます。ブラケットに左に1本のねじ右側に2本のねじで取り付けます。
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ベゼルに付けたキーボードを本体にねじで取り付けます。
赤〇部分部分のねじを止めます。
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メインボードを取り付けます。
フィルムやコネクタを挟みこまないように注意しましょう。
挟みこまない様に注意するコネクタを赤〇でマーキングしました。
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金属コネクタは差し込んで粘着テープで固定するだけです。
粘着テープの付きが悪い場合は両面テープで増し張りしましょう。
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次のコネクタは差し込むだけです。
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次のコネクタはフィルムを差し込む長さが重要です。
差し込み深さの状態です。この後、黒の押さえを回転させて固定してください。
(組み立てが完了してタッチパネルを触ってもカーソルが表示されない場合はここのフィルムの差し込み深さが少ない可能性があります)
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入力ブラケットを取り付けます。
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スピーカーをセットし(ねじ止め不要です)スピーカーコネクタを差し込みます。
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プラスチックコネクタはフィルムを差し込んで、黒い部品を回転させて固定するだけです。
プラスチックコネクタは差し込んで黒の部品を倒して固定する時のイメージ図
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SSD・HDDをセットします。コネクタの♂♀間に隙間がなくなるまでSSD・HDDを奥に差し込みます。
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バッテリーをセットします。コネクタの♂♀間に隙間がなくなるまでコネクタを奥に差し込みます。
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ベースカバーを閉じる前にLCDケーブルの位置を整えましょう。
但し右側のLCDケーブルの下の方はケーブルが長すぎてLANカードの上をはっていたが支障なく動作していた。
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ベースカバーをねぎで止めます。
- ご不明な点はお問い合せ下さい。