2023年5月26日

動かなくなったdysonローラークリーナーヘッド修理

[チエリン]チエリン:ダイソンの掃除機のヘッドのローラークリーナーが回転しなくなった。

[ミッチュン]ミッチュン:電源が供給されなくなったようだ。

ダイソン掃除機修理

概 要

  • [ミッチュン]ミッチュン:断線箇所を特定して断線部分を端末処理します。
    既存の配線は極力取り外さないで修復します。
  • 品番
    ローラークリーナーにあった品番です。

材 料

道 具

修理方法

  • 硬貨で回転させて外します。外ずれる時「パチン」と音がします。
    裏側
  • 精密ドライバーでビスを外します。
    一本だけ長いビスがあるのでマーキングします。
    画像では白の絶縁テープに「L→」の文字
    分解方法
  • ここにもビス穴が有ってもよさそうだが疑問
    ビス穴があってもよさそう
  • 硬貨で回転させて外します。これを外すとブラシも外す事ができます。
    ブラシ受け
  • ここのネジはプラスネジなので分けて保管しましょう。
    プラスネジ
  • 外部電源(電池)でモーターの動作確認する
    電池の電源をモーターに直結して動作確認→回転しました→モーターに異常がない事を確認
    電池で電源供給
  • テスターを使って通電を確認する
    アナログテスターだとモーター側はどちらを繋いでも違いを読み取りにくい。
    断線調査
  • ワニグリップを繋ぎ変えますテスターにまったく反応がない。
    この先のモーターまでのどこかで断線がある事が分かりました。
    断線調査右
  • 下記のカバーを外すと電線がどちら側に接続されているか確認する事ができます
    白線が左側に接続されているので今回は黒色の線が断線していることがわかりました。
    断線調査
  • (いずれ分解する部品なので)反対側のカバーも下記の矢印方向に持ち上げることで外す事ができます。
    断線調査
  • どこが断線しているか確認するためのイメージ図です。
    モーターから(A)までで断線しているか確認します。
    モーターから(B)までで断線しているか確認します。
    調査イメージ図
  • (A)の部分の釘で黒い電線に撃ち込まれています。
    針を刺して断線を探す
  • (B)の部分の釘で黒い電線に撃ち込まれています。
    針を刺して断線を探す
  • はんだ吸い取り線を巻き付けた物を使って断線を修復します。
    コードの撚線とはんだ吸い取り線は同じ方向に巻きます。
    同じ方向に巻くのははんだ吸い取り線をコードの撚線に挿入する時ささくれだたない様にするためです
    両端から引っ張られた力が加わってもはんだ吸い取り線が伸びて断線しないことを期待
    端末処理イメージ図イメージ図
  • ■はんだ吸い取り線を使った部品の作製■
    仮止め釘にはんだ吸い取り線を巻き付けます。
    端末処理部品作製
  • ニッパーで切り取り、切れ端も含めて巻き込みます。
    巻き込んだはんだ吸い取り線を引き抜きます。
    端末処理部品作製
  • 断線部分の被覆を剥がし長さを調整します。
    コード固定してみる
  • 巻き込んだはんだ吸い取り線を回転させながら切断部分に差し込みハンダ付けします。
    もう片方もハンダ付けします。
    はんだ付けした部分を巻き込んだはんだ吸い取り線に差し込みます。
    先端部分をはんだ付けします。
    車軸受け
  • 白線の絶縁を期待して修復した黒線の絶縁はしません。組み立てたら完了です。
    端末処理完了
  • ご不明な点はお問い合せ下さい。