注意で防ぐ危険をご紹介をしています。

ツツガムシの危険

ツツガムシ
つつが虫病は、産まれながらに「つつが虫病リケッチア(オリエンティア・ツツガムシ)」という病原体を持っている特別なツツガムシの幼虫に吸着され、人の体内にその病原体が入った時にだけ発病する感染症のひとつです。

2014年08月17日

ツツガムシ危険 国立感染症研究所 感染症情報センターのホームページから引用

  • ツツガムシ病は「つつが虫病リケッチア(オリエンティア・ツツガムシ)」を起因菌とするリケッチア症であり、ダニの一種ツツガムシによって媒介される。患者は、汚染地域の草むらなどで、有毒ダニの幼虫に吸着され感染する。発生はダニの幼虫の活動時期と密接に関係するため、季節により消長がみられる。また、かつては山形県、秋田県、新潟県などで夏季に河川敷で感染する風土病であったが(古典型)、戦後新型ツツガ虫病の出現により北海道、沖縄など一部の地域を除いて全国で発生がみられるようになった。

【予防法】

  • 予防ワクチンのないツツガムシ病には、ツツガムシに刺されないための以下のような予防法がある。
    汚染地域に発生時期に入らない。
    長袖・長ズボン・長靴・手袋を着用し、肌の露出を減らす。
    皮膚の露出部位には、ダニ忌避剤を外用する。
    脱いだ上着やタオルは、不用意に地面や草の上に置かない。
    草の上に座ったり、寝転んだりしない。
    帰宅後は入浴し、脱いだ衣類はすぐに洗濯する。

【治療法】 国立感染症研究所 感染症情報センターのホームページから引用

  • 治療には、早期に本症を疑い、適切な抗菌薬を投与することが極めて重要である。第一選択薬はテトラサイクリン系の抗菌薬であり、使用できない場合はクロラムフェニコールを用いる。βラクタム系抗菌薬は無効である。