安全防災プラン:間取りコーナー(階段編)

東日本大震災の津波には2階建てくらいでは役に立ちそうもないし、土地が広ければ平屋が一番よいのですが、日本は土地が狭いので2階建てや3階建ても止むを得ないですね。 どうしても階段が必要になってきます。 そこで階段の安全性ですが法律を守れば安全とは言えません。 建築基準法では、まるで「はしご」の様な階段でも(そろそろ法改正してもよいと思いますが?)適法となります。 勾配の緩やかな階段にすべきですが、階段はすべり落ちる事を前提に設計しましょう。

どちらの階段が安全を追加:2012年1月21日
2011年4月09日

いろいろな階段

  • いろいろな階段。
  • A:踊り場付き廻り階段
    B:バリアフリー階段→誰が名付けたかバリアフリー 踊り場が2つもあります。
    C:踊り場付き直進階段
    D:鉄砲階段(直進階段)→踊り場の段板材が不要なのでコスト的にもスペース的にもよいのですがお勧めできません。
  • いろいろな階段間取図

なぜ階段に踊り場が必要か?

  • [ユーリン]ユーリン: 子供たちは少し大きくなると、知らない間に2階で鬼ごっこなんかするんです。 そんな時その先は階段だと言うことも忘れて落ちてしまいます。 鉄砲階段の様に落ち始めると下まで落ちて、背骨を損傷するような大きな事故に発展してしまいます。 途中に踊り場があって数段落ちたら止まる様な階段[A][B][C]を採用して、大ケガの確率を下げましょう。 本当は落ちないことに越したことはないので気をつけましょう。
  • 住宅メーカーにお勤めのK様より推奨している階段が、住宅性能評価基準(高齢者等への配慮)とは違っているとのご指摘をいただきまして次の2項目を追加いたしました。

どちらが安全か?(1)

  • どちらの階段が安全でしょうか。
    鉄砲階段を曲がり階段間取図
  • [ユーリン]ユーリン: 鉄砲階段D(直進階段)はテンポよく下りられるので踏み外して落下する可能性が低いとされています。
    住宅性能評価に高齢者等への配慮として基準があり等級2または3が取得できます。
    階段Fは、廻り階段部分で踏み板の幅が一定ではなく、体の向きを変えるためにバランスを崩して転落しやすいとされています。従って高齢者等への配慮等級も取得できません。
    しかしダウン線部分から転落すると廻り階段部分で落下スピードが押さえられて大怪我になる確率が低いとも言われています。

どちらが安全か?(2)

  • 世の中にはこのタイプの階段が多いのですが、どちらの階段が安全でしょうか。
    廻り部分が違う2つの廻り階段間取図
  • [ユーリン]ユーリン:幼児・子供の落下状況を調べてみました。
    (1)玩具の乗り物ごと落下
    (2)歩行器ごと落下
    (3)鬼ごっこで勢いよく落下
    (4)寝ぼけて落下
    幼児・子供は上記落下状況からダウン線の場所に多いと考えております。
    Aの廻り階段ではダウン線部分で落下しても踊り場で受け止めています。
    Eの廻り階段では落下しやすい廻り階段部分で落下しても直ぐ下に踊り場があるので、安全とされています。
    (Eの廻り階段では住宅性能評価に高齢者等への配慮としての基準があり等級2または3が取得できます)
  • [ミッチュン]ミッチュン:オレ子供の頃、鬼ごっこしてて落下したことがあるんだ、あわてて下りようとしたら体が浮いた感じがして、あっと言う間に鉄砲階段の下まで落ちて背中を打撲・裂傷してしまった。後遺症は無かったけど。 Aの廻り階段の方が早く受け止めてもらえていいと思うよ。Eのように廻り階段部分に落ちたらどうなるのかな?
  • [チエリン]チエリン:国民生活センターの統計では、階段の落下事故件数は4才以下が全体の1/3で最多なので幼児・子供を重視してほしいな。
    でも高齢者は落下すると幼児や子供にくらべて怪我の程度が重いらしい。
  • [ユーリン]ユーリン:このサイトでは2つの廻り階段を比較すると幼児や子供を重視してAを推奨いたします。高齢者共に廻り階段の外回りを使ってほしいですね。
    手すりは子供用と大人用の上下に2本付けてください。